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本日は上塗りの作業をしてきました。

 

海に近い場所では「塩害」というものが起こる事があります。

 

塩害とは、海水が蒸発したり、塩気をまとった空気が建物などに付着して、
付いた塩分のせいで劣化を早めるという現象です。

 

屋根や外壁、玄関ドアやアルミサッシなど、建物に付着することで、
腐食を進行させてサビ・建物の劣化を促進させてしまいます。
特に、海に近いほど潮風の影響を受けやすく、
海から５キロ圏内の方は塩害対策が必須です。

 

最悪の場合、塩害で金属の腐食・サビを促進させてしまうと、金属に穴を空けてしまいます。
空いた穴から雨水などが入り込むことで、劣化スピードを格段に早めてしまいます。
また、軒下の電気機器など、電気系の部分は特に注意しないと、
塩害によって腐食した部分に雨水などが入り込めば、
ショートする可能性もあるので塩害対策は必要不可欠です。

 

塩害が起こるかどうか簡単に確認することが出来ます。

 

海から５キロ以上離れていること、潮の匂いがしないこと、
周りの家の鉄部にサビがあまり無いことです。

 

海から５キロ以上離れていると、基本的に塩気が無いので、「塩害」を受ける事はありません。
そして、５キロか微妙な距離の場合、潮の匂いがするかが判断基準です。
更に、それでも、不安な場合には、近所に金属があれば、
その金属が錆びているかどうかが判断基準になります。
経年劣化で錆びている可能性もありますが、新しそうなのに錆びていたり、
錆がとても酷い場合には、「塩害」の可能性が高いです。

 

塩害が起こる可能性があるかどうかで、使う素材や、使う塗料が変わってくるので、
業者的にも凄く重要な要素です。

⌘Ｊ⌘