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本日は下地調整の作業をしてきました。

 

外壁材は窯業系サイディングです。

 

サイディングは通気工法と直張り工法の２種類の設置方法があります。

 

近年は基本的に全て通気工法で設置されています。

 

通気工法で設置をすると、外壁と基礎部の間に隙間を作り通気性を良くすることで、
湿気が溜まらないような構造となっています。

 

湿気が溜まらないことで、基礎部の腐食を防ぐことが出来、
家の寿命が延びることになります。

 

ただ、メリットだけではなく、デメリットもしっかり存在します。

 

まず、外壁材の強度が落ちる事です。
通気工法では、隙間を設ける為、留具を付けられる所が限られています。
その為、一つ一つの留具の負担は大きくなります。
留具の負担が大きくなる事で、そこからサイディングボードが割れてしまったりします。

 

そして、通気工法は火災時、通気層から火炎が広がることがあります。
先程から書いている通り、通気工法のポイントは隙間です。
通気性が良くなる分、メリットも存在する代わりに、
火の手の回りが早くなってしまいます。
その為、サイディングボードは燃えにくい、防火性の高い物を選ぶことで、
対策を打つことが出来ます。

 

更に、日本ならではのデメリットが、
通気層の厚み分、建物が大きくなってしまうことが挙げられます。
日本では土地が狭い事があり、土地ギリギリに建物が建っているケースがあり、
そうなると、通気層によって大きくなってしまった分、他人の土地へはみ出す可能性もあります。
ですので、土地の境目ギリギリに家が建っていたり、狭小地の場合には注意が必要です。

 

デメリットを把握しておくことも非常に重要です。

⌘Ｊ⌘