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本日は中塗りの作業をしてきました。

 

塗膜欠陥の一つに「流れ」というものがあります。

 

「流れ」とは、塗膜に塗料の流れが出来て、波紋状の模様になる現象です。

 

これが起こる原因は主に４つです。

 

まず、１つ目が塗料を厚塗りし過ぎることです。

 

塗料を厚塗りすると、表面はなかなか乾燥せず、「流れ」やすくなってしまいます。
１度に分厚く塗るのではなく、薄く回数を重ねて塗ると対策になります。

 

また、２つ目の原因として、塗料の希釈し過ぎが挙げられます。
１つ目と真逆に近い状況ですが、希釈し過ぎた塗料も乾きにくく、
「流れ」が起きやすい要因の１つです。

 

他にも、リターダーシンナーの加え過ぎも「流れ」につながります。
そもそも、リターダーシンナーとは、真夏日等の暑い日は油性塗料の乾燥時間が短すぎる為、
敢えて、遅くする添加物です。

 

このリターダーシンナーを添加し過ぎると、非常に乾燥まで時間がかかり、
その間に表面に「流れ」が出来てしまい、模様になってしまうわけです。

 

最後に、光沢のある塗膜のうえに塗装してしまうことも「流れ」につながります。

 

光沢のある塗膜をケレン（研磨）せずに、
塗装をしてしまうと、乾きにくく、模様が出来やすくなります。

 

しっかりとケレン（研磨）し、敢えて目粗しをしておくと、予防が出来ます。

 

「流れ」が出来てしまう原因は、基本的に人為的なミスですので、

職人の腕が良ければ起こらない現象です。

 

過去に出来てしまった事がある方は別の業者に相談してみることをオススメします。

⌘Ｊ⌘