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本日は現場調査に行ってきました。

 

外壁材は窯業系サイディングですが、ところどころ、欠けています。
これは、「捲れ（めくれ）」とも呼ばれる現象です。
欠けてしまったサイディングは交換する必要があります。

 

ところで何故、このような現象が起こるのかというと、
主な原因は工法、色、施工不良、雨漏りの４つです。

 

＜工法＞
現在はあまりありませんが、約２０年程前までは、
窯業系サイディングは下地に直貼りを行っていました。
この直貼りはサイディングボードが熱を持ちやすく、
塗膜が膨れることがあり、膨れると塗膜が剥がれ、そこから捲れることがあります。

 

＜色＞
これも熱を持つ事が原因で、
黒などの熱を持ちやすい色の際は、注意が必要です。

 

＜施工不良＞
これは塗装業者の中では基本的に有り得ませんが、
下塗りをせずに、上塗りだけをやってしまったり、
缶に記載されている仕様や注意事項を守らないで作業をした場合です。
上記のような事を行うと、塗料はちゃんと定着しないので、次第に捲れてくるわけです。

 

＜雨漏り＞
実は、「捲れ（めくれ）」の原因で一番多いのが、雨漏りです。
内部から水分が染み出してきて、サイディングを柔らかくし、ボロッと欠けてしまうのです。
こうなると、塗装の工事だけでは、勿論、解決する状態ではなく、
雨漏りを解決した上で、欠けてしまっているサイディングは交換したほうが良いです。

 

もし、家の外壁で欠けてしまっていたりしたら、
雨漏りを疑ってみてください。

★Ｊ★