屋根工事『葺き替え工事』と『カバー工法』どっちがいい?

投稿日:2022年6月22日  更新日:2022年6月22日

どのお住まいも、屋根工事はいずれ必要になります。

屋根材の中で化粧スレートなどの軽量金属屋根のメンテナンス方法は主に3つで『塗装工事』『葺き替え工事』『カバー工法』が挙げられます。

劣化症状が軽度の場合は塗装工事が一般的です。

塗装工事では補修しきれなくなると、『葺き替え工事』か『カバー工法』を選択しなければなりません。

 

この記事では、『葺き替え工事』と『カバー工法』の違いやそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。

 

【屋根の寿命はどのくらい?】

屋根工事『葺き替え工事』と『カバー工法』どっちがいい? (3)

屋根は365日、紫外線や雨風などのダメージを受け続け、劣化していきます。

劣化し続ければ、雨漏りに発展する恐れがあるので、放置できません。

既存屋根の寿命を過ぎたら、屋根葺き替え工事、またはカバー工法をご検討ください。

 

屋根材の寿命は以下の通りです。

 

  • ・いぶし瓦・・・30~50年
  • ・セメント、モニエル瓦・・・30~40年
  • ・アスファルトシングル・・・10~20年
  • ・化粧スレート(カラーベスト、コロニアル)・・・20~30年
  • ・トタン・・・15~20年
  • ・ガルバリウム鋼板・・・25~35年

 

【屋根葺き替え工事とは】

屋根を設置する事を『屋根を葺く』といいます。

葺き替え工事は既存の屋根材を撤去してから、新しい屋根材に葺き替える工事です。

費用はカバー工法より高くなりますが、劣化状態がリセットされるので、メリットの多い工事です。

 

【屋根カバー工法とは】

元の屋根を撤去せず、屋根の上に新しい防水シート・屋根を葺く工事です。

「そんな事をして大丈夫?」と思われるかもしれませんが、一般的な施工方法です。

ただし、できる屋根は化粧スレートなどの軽量金属屋根に限ります。

日本瓦、陶器瓦、モニエル瓦、セメント瓦はカバー工法ができません。

また、既存の屋根が傷みすぎている場合は軽量金属屋根でも施工できない場合があります。

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【屋根葺き替え工事のメリット・デメリット】

屋根工事『葺き替え工事』と『カバー工法』どっちがいい? (2)

◆屋根葺き替え工事のメリット

・新しい屋根になる

既存の屋根を撤去し、新しい屋根になるので、次のメンテナンスまでの期間が長くなります。

 

・屋根材の下の部材もメンテナンスできる

屋根は大まかに言うと屋根材→防水シート→野地板の順に重なっています。

屋根材を取り外す為、防水シートや野地板なども補修・メンテナンスが可能です。

 

・違う屋根を葺いてイメージチェンジができる

これまでの屋根とは違うものが使用できる為、外観のイメージを変える事ができます。

また、選択できる屋根のバリエーションも豊富です。

 

・耐震性を向上させる事ができる

既存屋根より軽量の屋根を選択する事で、耐震性を向上させる事が可能です。

 

◆屋根葺き替え工事のデメリット

・費用がかかる

屋根リフォームの中でも大掛かりな工事なので、費用は高くなります。

 

・工期が長い

大がかりな工事なので工程も多く、他の工事に比べて工期は長くなります。

 

・廃材が大量に出る

既存屋根を撤去する為、大量に廃材が出ます。

その為、処分費用がかかります。

特にアスベストを含有する化粧スレートの場合は高額になります。

 

【屋根カバー工法のメリット・デメリット】

屋根工事『葺き替え工事』と『カバー工法』どっちがいい? (1)

◆屋根カバー工法のメリット

・廃材がほとんど発生しない

既存屋根を撤去しないので、廃材があまり出ず、その分処分費用が軽減できます。

 

・工期が短い

既存屋根の撤去の期間がないので、葺き替え工事に比べると工期が短くできます。

 

・施工中も普段と同じように生活ができる

屋根の上に屋根を被せる工事なので、ホテルなどに泊まらず、いつも通りお過ごしいただけます。

(工事の音などは発生します。)

 

・断熱性、遮音性が向上する

屋根が二重になるので、断熱性・遮音性が向上します。

 

◆屋根カバー工法のデメリット

・瓦屋根には施工できない

重量があったり凹凸がある為、屋根を被せる事ができません。

 

・屋根の重量が増す

屋根が二重になるので少し屋根の重量が増し、耐震性が低下します。

これまでの屋根と合わせた重さは約23~26kgになります。

 

・選択できる屋根が少ない

屋根カバー工法は既存屋根の上に新しい屋根を葺くので、軽量のものでなければなりません。

その為、選択可能な屋根のバリエーションは少ないです。

 

屋根のメンテナンスは浜松塗装店へ!

屋根のメンテナンスは屋根の状態によってどの施工方法にすべきか変わります。

「まだメンテナンスの必要がない」「塗り替え時期を迎えている」「屋根葺き替え工事・屋根カバー工法が必要」かは、実際に屋根を見てみなければわかりません。

当社では無料で調査・お見積りを行っています。

屋根のメンテナンスは約10年に1度ですので、新築や前回のメンテナンスから10年経っていたら、お気軽にお問合せください。

親切・丁寧に対応させていただきます(^^)/

 

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