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金属に塗装を行う際に、
専用のプライマーを使って、下塗りをしていきます。

 

それが、「ウォッシュプライマー」「エッチングプライマー」という物です。
どちらも名前が違うだけで同じ物を指した言葉です。

 

正確にはエッチングプライマーが正式名称で、
それに対応した英語がウォッシュプライマーのようです。
現場では特に言葉の使い分けは無く、どちらでも伝わります。

 

このプライマーは１液型と２液型があり、
塗料と同じくグレードによって、分かれています。

 

１液型はビニルブチラールとリン酸溶液を主成分としており、
２液型はビニルブチラールとリン酸溶液にジンククロメートを配合した物です。

 

このジンククロメートですが、
錆止め塗料に配合されている物で、
要は２液型は錆止めの効果が高い物になります。

 

そして、１液型は短期暴露型、２液型は長期暴露型という別名もあります。

 

何故、このような別名があるかというと、
1液型は、下地を清浄した後、直ちに塗装し、
塗装間隔１時間以上８時間以内に、次工程の塗装を行い、
暴露の期間は短期の為、短期暴露型と呼ばれています。

 

それに対し、２液型はケレンした後、直ちに塗装するが、
次の工程の塗装を行うまでの間、３ヶ月程度は放置でき、
暴露の期間が長期に取れるので、長期暴露型と呼ばれています。

 

もし、ＤＩＹで金属を塗装する際には、
直接塗料を塗らないのは勿論ですが、
ウォッシュプライマーの１液型か２液型がどちらが適切か見極めた上で、
塗装を行うのが重要です。

★Ｊ★