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本日は上塗りの作業をしてきました。

 

 

写真は雨樋を塗装しているところです。

 

雨樋は建物本体に対し、「付帯部」と呼ばれています。

 

そして、軒天や雨戸、玄関ドア、ベランダ、バルコニー等が
付帯部になります。

 

付帯部の塗装の際には、外壁と同じ塗料を使えない事があります。
それは、外壁材と付帯部の素材が違うことが多いからです。

 

 

今回のお宅も雨樋は塩化ビニール製で、
軒先は木材、外壁材は窯業系サイディングなので、
雨樋と軒先は同じ塗料を塗布出来ますが、
外壁材は窯業系サイディングの為、弾性塗料を塗布しました。

 

塩化ビニールは基本的に普通の水性や油性塗料であれば、何でも塗装できますが、
木材は木材専用の塗料を塗布したり、
水性や油性塗料を塗布する際には、古い塗膜や汚れを落とすケレン作業の際に、
表面を目粗しをした上で塗装に入らなければ、ちゃんと塗料が定着してくれないので、
木材もその特徴や知識を持っていないと、綺麗な塗膜は形成出来ません。

 

更に、今回は外壁に弾性塗料を塗布していますが、
木材に弾性塗料を塗布することもありますが、
塩化ビニールに塗布することはありません。

 

それは、弾性塗料は、ひび割れを起こす可能性のあるところへ塗布したり、
木材のように収縮するところへ塗布する物だからです。
塗膜自体が伸びるので、ひび割れや収縮に対応出来るのが特徴の塗料です。
その為、変化の無い塩化ビニールにはあまり塗布する意味はありません。

 

今回、綺麗に塗布し、作業は完了となります。

⌘Ｊ⌘