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本日は一軒家の見積に行ってきました。

さて、今年は早い梅雨となりましたが、梅雨が明けると夏が来ますね。
夏場は気温が高く日差しが強いため塗料の乾燥時間が短くなります。
そのため外壁塗装は人気がある時期のひとつなのですが
夏は作業環境がとても過酷な時期なんです。

 

先述したように塗料が早く乾くのは確かなのですが、
正確に言えば「早く乾く」のではなく「早く乾きすぎてしまう」のです。
塗料の表面だけが乾燥し、実際には中が乾いていないという本来の硬化性能が発揮できていない状態になります。
この状態で二度塗りをしても表面にひび割れが入ったりデコボコができるなどの不良施工の元となるので、
表面が乾燥したからと言ってすぐに塗装はできないんです。

 

また、この乾きやすいことが、表面加工の難しさにもつながっています。
たとえば、モルタルで表面に波模様を加工しようと思ってもすぐに乾いてしまうため
時間をかけての作業ができません。
平らにする場合も同じで、ローラーで塗料を塗っていく場合も塗り残しが出ないように少しずつ進めていきます。
こうしないと塗りムラが出てしまいます。

 

そしてこれは職人側の環境なのですが、屋根の塗装時がとにかく熱いんです。
真夏の日射を受けた瓦は80度近くにまでになります。
それ以外の季節と同じような施工時間で進めてしまうと体調を崩すため、
合間合間に水分補給をしながら進めなくてはなりません。

 

お客様には人気のある夏場の塗装ですが、
実はこういった暑さによる施工の難しさが出てくるのも夏場の外壁塗装の特長ですね。

 

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