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コンクリート建ての集合住宅では、
「コールドジョイント」という状態が起こることがあります。

 

コールドジョイントとは、先に打ち込んだコンクリートと、
後から打ち込んだコンクリートとの間が完全に一体化していない継目のことをいいます。

 

この「コールドジョイント」があると、
その部分はひび割れを起こしやすく、
ひび割れが起こると、そこから浸水をする可能性が高くなります。
更に、浸水をすると、中心の鉄筋を錆びさせる可能性が高いので、
建物全体の耐久性を下げてしまいます。

 

「コールドジョイント」が起こる原因としては、
基準の時間内に打ち重ねを行わないことです。

 

外気温２５℃未満の環境下で１５０分以内、
外気温２５℃以上の環境下では１２０分以内が基準とされています。
この時間内に打ち重ねを行わないと、
先に打ち込んだコンクリートが固まってしまい、
後から打ったコンクリートと一体化しないのです。

 

「コールドジョイント」を発生させない為には、
やはり上記の時間を守る事が重要です。

 

もし、「コールドジョイント」が発生してしまった際には、
軽度であればポリマーセメントペーストを塗布すること、
重度であれば、クラックの補修と同じように、
Ｕ字カット工法かＶ字カット工法で補修を行う事が必要です。

 

基本的にコールドジョイントは施工時の不良によって起こる現象です。
もし、それらしき箇所を発見した際には、
すぐにリフォーム業者などへ相談することをオススメします。

⌘Ｊ⌘